思い出の昭和、そして上月町
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(第38話)中学3年生、修学旅行だあ

<<2006.05.19記>>
昨日の朝、出勤時にほたるドームの前をとおりましたら、修学旅行に出発する中学生と、バスがとまっていました。
結構な雨の中での出発であり、なんか私の頃の修学旅行を思い出してしまいました。
私が中学3年生で東京への修学旅行に行ったのは、1971年のやはり現在と同様、五月のことでした。当然のこと、梅雨時はしりの頃でありまして、雨模様の中ひたすらカタンコトンと列車に揺られていたのを思い出しました。
なぜか、その模様を思い出すたびに「ダークダックス」の「むーかしむかし、そのむかし、小さな川のほとりにー、大きな花と小さな花がならんで咲いていたーーー」という曲が口をついて出てきます。そうです、当時のラジオではよくかかっていたのです。
当時、新幹線はもちろん開通していましたが私たちは新幹線ではなく、普通の客車、いや普通以下の客車に揺られていました。当時の姫新線を走っていた客車とかわりません。当時の客車は流石に背もたれは板一枚ではなかったですが、とても長時間座っていられるようなものではありませんでした。
静岡県辺りを走るころになりますと、若く柔軟性がある体をもってしても腰痛が酷くなるような状況でした。
それでもまだ見ぬ東京にこころははずんでいたものです。
ですが、最初の夜は東京の手前、箱根での宿泊でした。そのあさ、出発する時間になってから、その宿泊先の旅館の「非常ベル」を押した「馬鹿」がいて少し慌てました。
今、考えるとそのベルを押した「馬鹿」は我々の中のやつだったのか他校のやつだったのかは思い出せません。
さて無事に東京見物も終わり、最後の夜のこと、東京タワーの一階の売店にあったジュークボックス。
ビートルズの「カムトゥゲザー(Come together)」があったのでかけてみました。とてもハイファイとはいえない当時のジュークボックスですが、やたらブンブンとやわな低音が店内に響いていたのが忘れられません。
最後まで聞かないうちに「おーい、出発だぞお」という友の声に押されるように、「カムトゥゲザー」がまだ鳴り響いている店を後にして「東京駅」いやあ、「上野駅」だったかに向かいました。今となってはまったく忘れてしまっています。そこにもってきて地理に不案内なので余計に分かりません。
まあとにかく、夜汽車にのって帰途についたわけです。
腰が痛い!!苦痛に顔を歪めながらの帰路です。しかし疲れていたのでしょうね、当時寝つきのわるい私だったのですが、すっかり眠っていたようです。
(大人になった現在の私は非常に寝つきのよい、それどころかどのような環境下でも眠れるというくらい寝つきのよい体になっており、皆にうらやましがられております。hi)
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