思い出の昭和、そして上月町
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(第36話)柔道

<<2006.04.22記>>
私が小学5年生くらいの晩夏(1967年夏)のころだったでしょうか、近くのおにーさん(6才上)がよく遊んでくれていたのです。残念ながら若くしてなくなられています(合掌)。 さて、このおにーさんの家(うち)に淡路島に住んでいるというおにーさんのいとこが遊びに来ていました。私と同い年くらいのその子(以下A君)は走るのが少し遅くて、彼は運動が苦手なのかな?などと勝手に思っていたある日の夕方のことです。
薄暮のころ、おにーさんとそのいとこA君、そして私とその幼友達のH君の4人が上月保育所(現在の西ノ庄)の広場にいました。
「ちょっと喧嘩の真似をしてAにかかっていってみい」とそのおにーさんは言う。
半分ふざけながら、半分本気で喧嘩ごしでかかっていったのです。
気がついたら広場の土の上に仰向けにひっくり返っていた自分がおりました。「?????」訳がわからん。そしてまた飛び掛りました。やはり同様です。あっという間に土と仲良し状態になっている自分が・・・・・。
「あのな、そいつな、柔道やっとんや」とおにーさんがのたまう。
柔道ってすごい!!と思った。私が柔道というもののすごさを実感した始めての出来事でした。
時は流れて、高校1年生の体育の時間。私が通っていた高校では「柔道」が体育の授業に取り入れられていました。そこで初めて柔道着なるものを着て一丁前に受身の練習とかをやりました。
その後、乱取りをしました。初心者同士がやりますと、まるでダンスです。
ところがですね、やはり幼少のころから柔道を習っていた奴とやりますと、違うんですなこれが。
またもや、気がつくと畳の上にひっくり返っている自分がそこに・・・・。
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