思い出の昭和、そして上月町
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(第35話)ウィンナーソーセージ

<<2006.03.30記>>
昭和40年前後、我が家の食文化は非常に偏った趣がありました。いくら田舎であったと言ってもカレーライスくらいはお袋が作ってくれていましたし、祭りごろにはすき焼だって食べていました。
すごく分厚いころものてんぷらだってお袋は作ってくれていました。あ、そうそう、オムライスだって食べていた。
しかし、新しい食物に関してはさすがにお袋もついていけてなかったみたいで、ある日のこと・・・
従兄弟のおねえちゃんが我が家に来ていたある日のこと。
「おばちゃん、おばちゃん、そ、それ、何しとん?」
おばちゃんと呼ばれているのは我がお袋です。
「?、これか?この赤い薄い皮を剥いとんや」とお袋。
「それはそのまま食べるんや」と従兄弟。
そうです、我がお袋は例の赤いウィンナーソーセージのあの皮を剥いていたんです。
実は当時の私(小学生)も剥くのが当然と思っていたのですから、このカルチャーショックに内心驚いたものです。
「わはははは、ほんまかいなー、剥くんかと思っとった!」とカラカラ笑った我がお袋、結構進歩的と思っていたのですが、ちょっと恥ずかしかった・・・・。
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