思い出の昭和、そして上月町
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(第31話)「つばをつける」を実行した男

<<2006.01.13記>>
1969年のことだったと思います。我が上月駅前にも「たこ焼き屋」さんが開店しました。確か当時のI自転車屋さんが始めた商売でした。いつごろ閉店してしまったのかまったく記憶がありませんが、当時中学1年生だった私には大変に魅力的な場所でした。値段は忘れてしまいました。一船百円もしなかったと思うのですが・・・・。
たこ焼きだけでなくお好み焼きも焼いてもらえました。そのお好み焼きは\150であったことは記憶しています。
ちょっとまとまった小遣いがあるときはお好み焼きを食べていました。
さてさて私が中学3年生のころ、高校進学を控え、姫路でいろいろと模試を受けていたころのことです。同級生何人かでつれなって姫路まで模試を受けに行った帰り、この店に同級生と寄っていました。そこでたこ焼きを食べてから家に帰っていました。
その同級生の一人に勉強がよくできるM君(第25話に出てくるM君とは別人)がいました。この男、勉強は良く出来るのですが、すこし面白い(オカシイとも言う?)のです。
その日もやってくれました。他人が食っているたこ焼きをせしめるために・・・・
たこ焼きは爪楊枝で食べます。で、そやつはおもむろに自分の爪楊枝を「べちょっ」となめてからいきなり他人の船の中のたこ焼きに何回か突き刺すのです。
そうです、そやつは他人のたこ焼きにつばをつけてまわるのです。
神経質な私はそのような「つば」のついたものを食べることができません。かくして私のたこ焼きはそやつの策略により召し上げられていきました。
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